皆さんの知らないミニ知識
このHPでは初めてのトライとして、多方面にわたる「航空ミニ知識」を掲載します。「へえぇ~そんなんだ!!」「知らなかった!!」などの話題を沢山載せるつもりですので、団員の皆さんは教えてほしい項目や質問があったら、HPのアンケート回答欄を利用して送ってくださいね!!  Rev 2019.1.28
一般論
1 飛行機と航空機の違いは?  航空機には、固定翼航空機(一般に言う飛行機(重飛行機)と飛行船などの軽飛行機に分かれます)と回転翼航空機(ヘリコプター)に分かれます。この分け方は法律上の分け方で、皆さんが日常的に使う言葉の意味とはちょっと違いますね。
2 滑走路以外に着陸してはいけないの?  航空法上空港以外では略璃空は禁止されています。ただし、すべての離着陸場を空港のように安全に管理することができないので、一定の条件を満たした離着陸場は、国交大臣の許可により離着陸することができるとしています。ドクターヘリや緊急の消防ヘリなどに多く活用されています。
3 旅客機はグライダーみたいに飛べないの?  旅客機の翼面積比は、小型飛行機よりも大きいので滑空比は意外といいのです。
4 飛行機の窓は鳥がぶつかっても大丈夫? 操縦席前にある窓を通してパイロットは外部を監視する義務があります。この窓は「風防」(ウインドシールド)と呼ばれ、客室にある窓よりも丈夫な作りとなっています。強風や豪雨、時にはヒョウなどがぶつかってきたり、ワイパーでこすられたりする一番外側は、1.8kgの鳥が巡航中にぶつかっても破損しない、強化ガラス製です。またその内側には防氷のためのヒーターが埋め込まれ、さらにその内側には、ビニール層⇒ストレッチアクリル⇒ビニール層⇒ストレッチアクリルの4層構造となっています。  さらに、航空機の機種によっては、一番内側にもう1枚の保護ガラスをはめこんである窓もあり、構造的には5~6層構造で、厚みは40ミリにも及ぶものもあります。
5 昔の飛行機は何人乗りでしたか? 昔の旅客機では、機長、副操縦士、航法士、機関士、通訳などたくさんの人が乗っていました。今ではすべてこのような仕事はコンピューターが代行していて、基本的には機長と副操縦士の2名編成です。国際線勤務は飛行時間が長いので3名編成(へんせい)を通常とします。
6 CAはいつも何人乗っているのですか?  CAさんの必要搭乗数は、その飛行機が何人乗りかによってきめられています。お客さん50人につき一人CAさんの割合で、乗務をすることになっています。またCAさんの最低搭乗数も決まっていて、500人乗りの飛行機にお客さんが1人しか乗らないときなど、お客さんの数により登場数が決められています。
7 飛行機の中で座席を移動してもいいのですか?  離陸する前はいけません。離陸する前は指定されたお客さんの座席位置によってバランスが保たれていて、離陸する前はそのバランスでスタビライザートリムの値がセットされているのがその理由です。離陸した後は性能上移動しても構いませんが、一言CAさんに断った方がいいですね。移動させない安全上の理由があるかもしれません。特に外国機では厳しいかもしれません。
8 飛行機の重量はどのようにして計るのですか?  飛行機の重量=飛行機の重量+乗客の重量+貨物の重量+燃料の重量+装備品の重量(パイロットやCaの重量、水、食料、毛布やまくら、コーヒーやワインなど、緊急装備品、その他必要なもの)
9 エンジンが停止した時は飛べるのですか?  当然飛行を継続することができます。耐空性審査要領により飛行機はその50%出力により水平飛行を継続できなければならないことになっています。
10 フライ・バイ・ワイャ-って? フライ・バイ・ワイヤでは、パイロットの操作を電線に流れる電気信号によって伝え、油圧式のアクチュエータを動かして操縦翼面を操作するものです。
11 飛行中に操縦席に入れないの?  残念ながら現在では日本国では飛行中はもちろん、駐機中も操縦席に入ることはできません。ただし国によってはさほど厳密にしてない国もありますので、チャンスがあったら当該便のCAさんにリクエストしてみるのもいいでしょう。
12 パイロットは眠らないの? 大手の航空会社では当日の飛行時間(最長14時間ぐらい)を6等分に分け、・・1区分がだいたい2時間強となりますが、・・最長2区分、・・・つまり連続4時間以上勤務した後(あと)に休憩に入るようにしています。パイロットたちはこの休憩時間に仮眠をとっています。
13 管制官との交信は英語ですか? 航空管制で使われる言語は、英語と母国語、つまり、日本では、英語と日本語となっていますが、実際には国際航空用語である英語が主に使われます。ただし、日本国内で日本人パイロットが緊急時に日本語を使うことは何も問題がないでしょう。
14 CAさんの寝る部屋はあるのですか? 国際線仕様の飛行には必ずクルーバンクと言って、CAさんとパイロットの休憩室(仮眠室 : レストルーム)があります。その場所は飛行機の種類によって違いますが、天井に多く設置してあります。当然お客様は入れません。
15 パイロットの種類は? 種類に分けると、航空会社(旅客機)、官公庁、その他民間企業に分けられるでしょう。航空会社としてはよくご存じのANAやJAL、そしてLCCなどがあります。官公庁では、自衛隊 (戦闘機や輸送機)・警察や消防 (ヘリコプター)・海上保安庁(航空機やヘリコプターなど)があり、民間企業では特にヘリコプターの世界では、送電線パトロールや山の中や孤島への物資輸送、伐採した木の輸送、農薬散布、航空写真撮影、他国漁船の監視、空のハイヤー(お金持ちや芸能人)遊覧飛行、取材飛行などがあります。
16 パイロットの免許の種類は? パイロットの免許には下記の種類があります。①自家用操縦士免許 ②准定期運送用操縦士免許 ③計器飛行証明 ④定期運送用操縦士免許 そのほかに①航空身体検査証明 (すべてのパイロットに必要です) ②英語能力 (外国に飛行する航空会社のパイロット) ③無線通信士免許も必要になります。勉強が大変ですね。
17 パイロットになるための勉強は? 基本は理系。理系出身の人のほうが勉強していて理解が早いと思います。しかし必ずしも必要な分野は理系だけではないので、社会や国語など日本人として、また社会人として最低限必要な知識はつける必要があり、平たく言えば何でも勉強して吸収することです。将来の夢としてパイロットを目指している人は、早めにその考え方を持っていたほうがいいかも・・・・。
さて英語ですが、ご存知のように最近の行政の英語教育に関する姿勢は、小学3年生から始めようとしています。当然早く始めたほうが理解が進み、耳にも慣れ、英語でしゃべることも慣れてくると思います。いつからこのようにしなければならないということではなく、この職業にかかわらずこれからの人生では他国をより理解できるということで、英語能力が必要になることでしょう。航空英語は一般英語と違いますが、英語能力があればすぐに理解できるでしょう。なぜ航空英語があるかというと、例えばフランス人の機長とインド人の管制官が交信するときは必ず英語で会話することが求められています。両者とも自国語ではないのでアメリカ人みたいに流暢に話せません。そこで単純で、理解しやすい英語、および特別な発音の仕方 (例 A : アルファ) が必要となり、英語を自国語としない人々にも空と地上で充分に意思疎通ができることを目的としたものです。ただし自国のパイロットが自国語で通信することは認められています。(日本では日本語で会話することは許されていますが、誰も日本語では話をしていません) まとめると全般に高校レベルの基礎だけしっかり勉強しておけば慌てることはないでしょう。
18 気になる視力は? 「視機能」という項目の内容をリストアップしますと
①遠見視力 ②中距離視力 ③近見視力
④ 両眼視機能 ⑤視野 ⑥眼球運動 ⑦色覚
以上です。全部クリアする必要があります。また気になる遠見視力ですが、基準では「各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に矯正することができること」とあり、メガネをかけて0.7以上です。パイロットと云えども、サラリーマンですから資格を持ってても会社が雇ってくれるかどうかは別で、メガネをかけて視力0.7をクリアしていても、航空会社側が1.0以上でないと雇用しないという規則がある可能性もあります。レーシックは現在日本では認められていません。
19 CAさんの求められるものは? <気配り> 国籍や年齢を問わずあらゆる人に柔軟に対応できる接客の能力が必要です。お客さま一人ひとりに対して、気配りができることが大切です。また、そうした気配りを実践するためには、語学力や国際感覚、教養も求められます。
<冷静さ> 緊急時に適切に対応できる判断力やどんな状況でも冷静に対応できる精神力も必要です。
<体力> 何よりも大切なのが体力。国内線では1日数便搭乗し、国際線では長時間の勤務となるため、非常にハードな仕事です。勤務時間や休日も不規則であり、華やかな仕事でありながらも、体力がなければ務まりません。
 20 航空業務の種類は? 客室乗務員
運航乗務員 (ラインパイロット、教官パイロット、査察パイロット、事務職兼務パイロットなど)
グランドスタッフ
航空機整備士 (国家資格が必要)
運航管理者 (国家資格が必要)
航空交通管制官 (国家資格が必要)
ケータリング会社のスタッフ
税関、入国審査、動物検疫、管轄官庁、消防署員などの公務員
飛行場を整備するあらゆる仕事 : 清掃、電気系統の保守点検、土建業務、草刈り、飛行場施設の保守点検など
警備会社のスタッフ
グランドハンドリングスタッフ
飛行機が空港に駐機している間に、整備、貨物の搭載や取り下ろし、航空機の誘導、燃料補給、清掃など、航空機の運航を支援する業務に携わる
マーシャラー : 飛行機を誘導する係
21 機内で携帯電話の電源を切るのはなぜ? 携帯電話などの電源を、航空機内では切っておかなければならないかと云えば、コックピット内にはたくさんの計器があり、現代のフライトではこれらの計器は電子制御され、常に地上との情報のやり取りを、電波を通じて行っています。この情報をやりとりする電波と、携帯電話の電波は相性が悪く、携帯電話の発する電磁波が機器の誤作動を招いたり、通信を妨害してしまうこともあるので、飛行中の携帯電話の使用が禁じられています。
22 ペットと一緒に飛行機に乗れるの? 飛行機でも同様にペットを連れての旅は可能で、搭乗する日より前に、航空会社に問い合わせをし、ペットの種類や大きさ、ペットを入れるケージなどの有無を伝え、予約をしておけば可能です。ただし、電車やバスと違い、ペットが飼い主と一緒に座席に座ることはできなく、ペットはフライトの間、専用の貨物室に入ってもらうことになり、この専用の貨物室は機体後部にある「バルクカーゴ」と呼ばれる場所で着陸まで待つことになります。

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